出典:http://www.trickprint.com/trickprint/cmykrgb-color.html(一部改変)
色の三原色:減法混色(CMYK)

◆白と黒について
減法混色では基本印刷しない部分を白色とみなしている。つまり、用紙の色が白となる。
黒色はKで表現し、中間色などはCMYの混色で表現する。

光の三原色:加法混色「RGB」

RGBとは、モニタやプロジェクタで色を表現する発色方式のことで、光の三原色である。Red(赤)・Green(緑)・Blue(青)で色を表現する。 これは「加色混合」という方式で、3色が混ざるほどに明るくなり白に近づいていく。
◆白と黒について
加法混色では光のない部分を黒色とみなす。つまり、黒は光のない部屋やブラックホールがそれに該当する。
RGBすべて重ね合わせると白色となる。

[注]インク(ink)とは顔料・染料を含んだ液体、ジェル、固体で、文字を書いたり表面に色付けするために用いられるものである。油性、水性などの種類がある。筆記や印刷で用いるものはオランダ語由来のインキ(inkt)と呼ぶ場合が多い。
日本や中国で古くから使われている墨もインク(黒)の一種である。黒は、墨だけではなく炭や煤などでも創ることができる。
TRICK PRINT(トリックプリント、株式会社SO-KENの商標)

さらに、通常インク(CMYK)と発光インク(RGB)を重ねてプリントすると、通常の照明ではCMYK画像だけが見え、ブラックライトを照射すると発光インクが表れ、全く違った印象のインパクトの強い画像の表現が可能となる。
換言すると、発光インク(RGB)をインクジェット出力した特殊プリントを「トリックプリント」と呼んだ。ただ、発光インクで出力するに留まらず、通常インク(CMYK)と発光インク(RGB)を同時にズレなくプリントする画期的な特殊プリント技術を確立した。それにより出来るプリント内容を簡単に下記に紹介する。また開発を重ね、今まで難しいといわれた発光インクと通常インクでの2重印刷のシステム化にも成功した。通常の光で見た場合、すべて乳白色で区別が付かない。UV-A(315~400nm)の紫外線を当てると赤、青、緑に発光するインクである。インクは無色透明ではないので、用紙の種類によっては通常照明で薄っすらとみえる。
・紫外線発光インク:トリックプリントインクの仕組み

◆RGBの加法混色は明るい空間で視認性が下がり暗い空間ほど視認性が上がる。
TRICK Inkは紫外線のエネルギーを受け可視光線を自発光する。
・白色再現と黒色再現について
TRICK PRINTはプロジェクタの原理に非常に近い印刷物となる。

TRICKPRINTは紫外線を受けて自発光する。

蓄光 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
蓄光とは、光(電磁波)(例:可視光やUV光など)を蓄えて、光照射を止めても発光する物質の性状をいう。なお、蓄光性を持つ物質が暗所で発光する際の光を「燐光」という。この発光の明るさを燐光輝度 (単位: cd/m2) で示す。
一般的に蓄光塗料、夜光塗料とも呼ばれる。
2019年現在の日本では、アルミン酸ストロンチウム (SrAl2O4系) を主体とする製品が主流であり、化学的に安全である。通常、無色に近い乳白色をなしている。

日本国内では、いち早く横浜市交通局が地下鉄のプラットホームやコンコースで蓄光式の避難誘導板を設置し、その後、東京都が火災予防条例で地下駅を保有する全ての鉄道事業者に蓄光性を持った明示物を設置することを定めた。
地震や台風等の災害時に発生する停電によるブラックアウトに際し、電源を必要とせずに発光する「蓄光」は非常に有効な手段であると考えられ、広域避難場所や津波避難場所等の表示に蓄光を採用する動きが多くなってきている。
過去の蓄光顔料には耐水性が無く、屋外の使用が難しいとされてきたが、現在では蓄光顔料の粒子をガラスや高分子樹脂の被膜でコーティングする技術が開発され、屋内のみならず屋外でも使用される例も増えてきている。
蓄光顔料の世界シェアは日本の根本特殊化学1社が実質的に独占している (ライセンス生産を含む)。