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 カラーマネージメントシステムとその応用分野
 カラーマネージメントシステムが画像創成の基本構成であることは間違いのないことであるが、果たしてどんな分野で活用され、実践されているのであろうか?
最近の応用分野を見ると、上図のよう広い範囲の業務に関わっていることが分かる。
これから必要になる適用分野は、目的別にテーマを分類すると、「イメージクリエーション」「デジタルコミュニケーション」「イメージエディット」「リモートプルーフ」の4つになる。(分類方法は様々あって異論が噴出しそうであるが、別の考えがあれば必要に応じて自由に修正して頂きたい)

1.イメージクリエーション

 従来からあるカラーマネージメントシステムとは基本的な違いがあり、少なくともクライアントの要求仕様に合ったコンテンツを提供しようとするものである。従って、対象となるものは、照明光源や入力デバイスから出力デバイスや評価装置までのあらゆるデバイスに関する技術手段やノウハウなどが挙げられる。

 近年の映像文化は、デバイスやインフラなどのハードウェアからソフトウェアを含めて衰退を余儀なくされている。この状態から脱し映像文化をさらに発展させるためには、映像表現と映像技術の両面からアプローチし、両者を平行して高めていくことが必須の対応策といえよう。

 カラーマネージメントシステムとの違いは、イメージクリエーションがその上位概念にあり、このイメージクリエーションシステムではカラーマネージメントシステムを包含しながらも、その他の全てのプロセスに関わる機能や役割を発揮できるような仕組みを指す。

 

2.デジタルコミュニケーション

 コンピューターやインターネットを利用する情報通信技術の総称である。コンピューターやインターネットを利用して情報を収集・処理・分析を行い、発信することである。

画像映像のデータは、今やデジタル一辺倒になったが、アナログと共存により味わい深い画像を創成できる。

 

3.イメージエディット

例えば、①撮影した写真を加工して思い通りの見栄えに仕上げたり、②画像や文字を使ってWebページやバナーなどをデザインしたり、③水彩画や油絵のような手描きのタッチをデジタルで表現したり、することである。これらは、プロとアマチュアとか関係なく誰でも使用できる画像編集ソフトウェアというツール使って、精度の高い写真の編集はもちろん、高品質なデザインやイラストを作成する、いわば画像編集する作業である。

 

4.リモートプルーフ

 校正に関わる情報を管理して校正紙に付加するためのシステムや、スキャン・印刷に関わるシステム、カラープロダクションプリンターなどで構成される。つまり、新たに導入したコンテンツ・マネジメントシステムに対して、新しい出力技術とスキャン技術を連携させることで、文字校正業務の完全オンライン化対応を実現しており、デジタルコンテンツプラットフォーマーへの変革に向けた取り組みに貢献できることはもちろん、出版業務の効率化をmediaお実現でききる。

これまでのコンテンツマネジメントシステムに対して、オンデマンド出力技術とスキャン技術を連携させることで、文字校正業務の完全オンライン化対応を実現しており、デジタルコンテンツプラットフォーマーへの変革に向けた取り組みに貢献することはもちろん、出版業務の効率化に貢献できる。