ICS_CMM_色変換_概念_2_new
 このフローチャートはCMMを主体とした作業プロセスを示したものである。
CIEで推奨する4つのレンダリングインテントの内、その一つを設定した場合、入力デバイスプロファイルから画像のデータを読み取る。そのデータを基にしてCMMエンジンを使用して元画像データを再現画像データに置き換える。この情報は、直ちに出力デバイスプロファイルとして作成され、最終的には変換する画像に適用されCMMは終了する。
画像変換する際に適用される色空間はPCS(Profile Connection Space=接続色空間)というが、このPCSにはデファクトスタンダードである色空間が採用される。
CMMの重要なことは、「色空間変換は、CMM(カラーマネージメントモジュール)を使用して行い、CMMは複数インストールして選択することができる。CMMでは、レンダリングインテント(色空間変換の方法)を選択することもできる。」ということで、画像を恣意的に仕上げるための必須なスキルといえる。